管理栄養士

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食事の問題を解決するエキスパート

管理栄養士の特徴ですが、美味しい食事を調理するだけでなく、患者が求めているものを理解できるかも重要とされています。

つまり、患者の要求を受けただけで、管理栄養士としてどのように活躍すれば良いのかわかる人ほど、管理栄養士のエキスパートとして評価されるのです。
また、このようなエスパーのようなことが可能なのかというと、近年では、多くのデータを元にして、総合的に判断を行える状況となっています。

例えば、咀嚼力(そしゃくりょく)の低下を懸念するだけでも、患者から喜ばれる料理を作れるようになるのです。
咀嚼力というのは、上手に食べ物を食べられるのかということです。
アゴが弱っていたり、先天的に顔の筋力が低い人もいますので、患者とのコミュニケーションを通じて、どの程度の硬さのものであれば上手く噛み潰せるのか理解し、そして料理を作り出すことが肝要となります。

咀嚼力が弱い人の中には、年齢によって強く噛むことができない人もいます。
幼児、老人などが該当するのですが、これらの人たちに食事を提供する場合は、流動食に近いものでも良いのか尋ねる必要があるのです。
このように、管理栄養士はただ料理を作るだけではないので、繊細さ、コミュニケーションを試されることも多くあります。

さらに、認知症に対する理解も要求されます。
時代を理解しながら、時代に見合った料理を作るという特徴が、管理栄養士にはあるということです。
また、その必要性ですが認知症患者との間でトラブルを起こさないためです。
認知症患者の中には攻撃的になりやすい人もいますし、食事を行っている感覚を得られない人もいます。

なので、どのような食事であれば受け付けやすいのかヒアリングすることが大事です。
他にも、食事の回数を減らしたほうが良いのか、増やしたほうが良いのかを精査し、さらに、どのような食事が好みなのかを探る必要も出てきます。
面倒な対処を要求されますが、これも管理栄養士だけの特徴かもしれません。

活躍するためにはスタッフとの連携も重要

他にも、管理栄養士はコミュニケーション能力が高くないと、介護の現場で活躍できないことが多いとされています。

これは、患者とのコミュニケーションの話ではありません。
勤務先によっては、毎日、複数人でチームを組みながら仕事を進めていくこともあり、そのチームに管理栄養士が組み込まれることもあるのです。
また、チームによっては指示などを積極的に行う人、効率を重視する人もいるため、チーム内の活動を少しでも良くするために、適切な発言を繰り返す必要もあります。
そのため、管理栄養士はリーダーシップを発揮できる人、もしくは、責任感の強い人ほど活躍できる機会が多いとされているのです。

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