意外と広範囲で活躍していることが多い
保健師には、以下のような定まった役割が存在します。
まず、保健師は介護予防が主な仕事となりますので、介護予防に関する準備、対応を問われることが多いです。
介護予防とは、患者の疾患、状態を把握することです。
患者によっては、疾患が重いため早めの対処が必要となるケース、1人で治療を進めるのが難しいケースなどが存在します。
その際は、介護予防として医師と連携し、具体的なアドバイス、もしくは薬を処方するという行為が重要となってくるのです。
ただ、あくまでも介護予防が必要な場合のみ、このような対処をとっているだけです。
そのため、要介護とならないように指導するのも、保健師だけの仕事とされています。
患者によっては、食生活を正すだけでも健常者に近い生活を取り戻せる人もいますが、このような人に対しては、今までの治療経験をもとにして、適切な治療をピックアップするのです。
例えば、食事制限の指導、もしくは運動による体力回復の指導などが該当します。
保健師は、薬などを使って治療を促進させることが狙いではなく、どうすれば薬などに頼らず、健康的な肉体、精神を獲得できるのか、そのことについて悩んでいる人物でもあるのです。
そのため、最近では1対1で患者の世話をするという形で、患者から信用されることを第一とする保健師も増えてきました。
糖尿病のように、治療に時間がかかるものの場合、このような保健師の活躍により、要介護の状態が軽度になることも多く、保健師の社会貢献度は高いという評価も多く存在します。
それだけでなく、細かい衛生管理を行うのも保健師だけの特徴かもしれません。
衛生管理とは、服装の汚れ、部屋などの拭き掃除などの回数、方法などを指導すること、実際に保健師が部屋の掃除などを行い、衛生上で問題が多い部分を特定する行為などが該当します。
このような問題を放置されている場合も、菌やカビの影響で体調を崩す人もいますし、肉体、精神に対して重い症状が表れるケースまであるのです。
そのため、身近な問題から大きな問題まで対処しているのも、保健師だけの特徴とされることが多いです。
どんな人が活躍している?
保健師として活動されている人の多くは、男女に関係なく活躍されていることが多いです。
というのも、重要なのは性別、技量ではなく、主にコミュニケーションとされているからです。
介護を通じて患者との信頼関係を形成するだけでなく、保健師として、正しい知識、処方についてアドバイスできないといけません。
そのため、保健師として介護の現場で活躍される人の多くは、主に患者の立場で状況を理解できる人、もしくは、保健師以外の看護の現場で勤務されてきた人とされています。