作業療法士

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心身の問題を解決するスペシャリスト

作業療法士は、OT(OccupationalTherapist)と呼ばれることもあります。

今では、OTより作業療法士のほうが定着していますが、主な仕事は先天的な心身の障害を持っている人に対して、適切な治療を行うケースが多いです。
後天的な心身の障害ではないので、作業療法士が対応することになる患者というのは、上手くコミュニケーションを行えない人もいますし、人によっては、治療そのものを嫌がることもあります。

しかし、作業療法士はスペシャリストとして、最初は患者との間に信頼関係を築き上げ、その後に医療に関する説明を行うということが多いです。
つまり、作業療法士として勤務する際の特徴は、長い期間を要して治療を行うことが多いところにあります。

他にも、レクリエーションを開催することで、心身の障害であり、人に対する不信感を取り除くのも作業療法士だけの特徴かもしれません。
レクリエーションとはトランプなどを使ったゲームのことです。
会話を行わないでもゲームを楽しむこともできますし、トランプには多くの遊び方が存在しますので、患者によってはかなり熱中される人も出てきます。

このような行為は、患者と遊んでいるだけのように感じることもあります。
しかし、患者によっては現在の病気が重いものではなく、個人の意思で解決できるものと思い込んでいる人もいるのです。
そのような人に対しては信頼関係が重要となり、また、心のケアを図る上で、人とのコミュニケーションに慣れてもらう必要もあります。
他にも、絵画、手芸を通じて手先を用いる創作活動を教えるなどして、実生活において心の潤いが図れるよう、色々と試みてみるのも作業療法士だけの特徴でしょう。

段々と明らかになってきた作業療法士の活躍

リハビリテーションセンターでは、患者に対してリハビリを行うことができます。

ですが、作業療法士の勤務先はリハビリテーションセンターだけではありません。
時として、介護の現場で活躍されることもあり、その際には、寝たきり老人といった障害者ではないのですが、体の不調を訴える人に対して、相談を行うというケースもあります。
また、老人が寝たきりで苦しんでいない場合も、老人デイサービスセンターを訪問するという形で、複数の老人の介護、病気の治療について、現場の医師、看護師と相談、もしくは勉強会を行うことがあります。

作業療法士は、今までに得た情報を元に新しい仕事であり、治療を生み出すということも多いです。
つまり、医療を刷新する上で重要となる、生きた情報を正しく医療の現場に伝えるのも、作業療法士が中心となって行える活躍の1つだと言えるのです。

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