落ち着いた環境で勤務できることが多い
今では、医療関係者、福祉関係者の勤務内容が、テレビを通じて多くの人に知られるようになりました。
というのも、ずさんな管理体制を敷いている病院、クリニックなどが存在するからです。
これは、看護師として勤務する場合も同じです。
今では、医療、福祉の需要が超高齢化社会の影響で高まっているため、3交代制はもちろんのこと、重労働を課せられている看護師も少なくありません。
ですが、近年になって徐々に管理体制の変化が見えるようになり、その影響で落ち着いた環境で勤務できるケースも増えてきました。
例えば、正社員として勤務するのではなく、パート、派遣として雇用を受けることも可能になっています。
医療関係、福祉関係の場合は、このような雇用が難しいケースもあり、働きたい時間だけ働くことが難しいということが多かったです。
しかし、今では管理体制だけでなく、看護師のストレスを考慮して、このような体制の中で勤務できるケースが増えてきました。
他にも、看護師だけの特徴が存在します。
看護師は医師の指示を仰ぐという形で治療を行いますが、行える治療の種類が多いという特徴があります。
例えば、血液検査のための注射だけでなく、今ではインシュリン注射なども行えるようになっているのです。
看護師の医療レベルが高まることで、治療を受けられる人が増えるため、段々と多角的な治療を医師、看護師のチームで行えるようになりました。
他にも、経管栄養、ストーマケア、点眼というふうに、簡単な医療から、大掛かりな医療まで行えるのも看護師だけの特徴と言えます。
医療機関で介護するのとなにが違う？
看護師は、介護を通じて活躍されている人が多いのですが、介護専門の治療と、病院の治療では対応している範囲が大きく違います。
例えば、看護師としてデイサービスの現場で勤務されている人もいるのですが、病院とは違い、多くの人を相手にして治療を進めていくわけではありません。
介護専門の治療を行う必要があり、その中には精神的なストレスを緩和するための仕事も存在します。
トイレ、入浴などを専門的にサポートすることも、看護師の仕事の1つとされています。
デイサービスの場合、寝たきり老人など入浴そのものが困難、しかも体力が落ちているため、長時間の入浴が難しいという人もいるのです。
しかし、医師があらかじめ検査を行い、その後に看護師のチームに対して指示を行い、適切なタイミングで入浴を行い、さらに健康に関する検査を行うこともあります。
医療機関で介護する場合との大きな違いは、1人の患者に対してつきっきりの治療、そして生活のアドバイスを行っているかどうかに大きな違いがあります。
その他の働き方として看護師の資格を持ち病院内の保育所で看護師として働く人も増えてきています。