介護士には体力づくりが必要
介護の現場での仕事はかなりの力仕事です。
慣れてくるとうまく力の入れ具合もわかってくるものですが、若い介護士にはそれでも比較的力のいる仕事が回されるようになるので、やはり週末になるとかなり疲れがたまってしまう感じがします。
そこで重要なのが体力づくりで、極力自分の体力を落としてしまうような習慣を作らないように普段から気を付けています。
ちなみに厚生労働省が健康のために必要としている一日あたりの運動時間は約60分です。
普段の日常生活で体を動かしている時間は約50分ということなので、一日あたり最低でも10分間意識して体を動かすようにすることで、とりあえずは健康維持のための運動ノルマはこなしたということになるでしょう。
この「運動」というのも、ジョギングや水泳など本格的なものでなくてもよいとされており、通勤時や買い物をするときに意識的に体を動かすだけで十分とのことです。
私達のような介護士の場合は、仕事そのものがかなり体力を使うものなので、おそらく日常的な運動量は十分であるとは思います。
ただ、今後長く介護士として活動をしていくことを意識する場合、現状維持ではなくより積極的に体力をつけていくという意識が必要ですね。
自分自身、運動をすることはそれほど嫌いではなく、ストレス解消としても多く行うことがよくあります。
このときつい無理をして激しい運動をしてしまうと仕事をするときに疲れが残ってしまったり、腰や足を痛めてしまうこともあるので、十分に注意しなくてはいけません。
日常でできること、方法
日常での運動は私達介護士だけでなく、高齢者の方にも積極的に推奨をしています。
体力づくりのための運動で大切なことは、たまに激しい運動をするのではなく継続的に毎日続けていくことができるようにする、ということです。
体力アップのためのトレーニングを始めてから、実際に体力が高まったと実感することができるとされているのは2ヶ月続けたタイミングと言われているので、最初の1~2回で満足してしまってはいけません。
そこでこれから体力をつけたいと考えている人におすすめとなるのが、日常生活の中で取り入れることができる運動方法です。
まず手軽にできて体にもよいのがウォーキングです。
姿勢をよくして歩くということは、体の血行を良くするとともに、筋肉が多く集まる足の部分を鍛える役割をしてくれます。
軽く運動をするだけでも、血行が促進されることから体内の代謝がよくなり、自律神経を整えることができるでしょう。
ウォーキングは早朝など時間をとって歩くのもいいですが、通勤や買い物に自然に取り込むことができるというのも大きなメリットです。
一人だけで続けるのが難しいという場合は、誰かと一緒に歩くようにするとお互いにモチベーションを維持していけます。