どんどん変化をしていく
介護福祉士という資格は、どんどん変化してきています。
受験条件も大きく変化し、以前の資格とは全く異なる状況となりました。
本当にこれでいいのかと思うこともありますが、社会制度が変わっていったのですから、それにどう対応するのかを考えなければいけません。
それが嫌なら、自分で制度を作る側に行くしかないのです。
その中で、認定介護福祉士という制度が始まろうとしています。
一般の介護福祉士の上に存在する資格で、日本介護福祉会が認定する資格となります。
ですから、国家資格ではないのです。
実は、介護福祉士の下に初任者研修というものもあるのです。
これは、以前のホームヘルパーと考えればいいでしょう。
ちょっと昔勉強していた、ファイナンシャルプランナーみたいな感じになってきました。
キャリアとしてはっきりするのはいいのですが、なんだか理解しにくい状況になったともいえるでしょう。
リーダーになるための認定介護福祉士
認定介護福祉士とは、リーダー的な立場にある知識や経験を持っているということになります。
教育も行っていくことになりますし、サービスマネジメントも行えると設定されているのです。
現状でも行っているわけですが、もっと細分化しなさいということでしょう。
中核的な役割になっていくことが期待されているわけです。
だからこそ、実務経験は7年から8年はなければいけません。
経験がなければ、中核に据えることはできないでしょう。
リーダーとしての実務経験も必要と考えられています。
しかし、認定介護福祉士を中心のリーダーとしておくことを想定しているのに、リーダーの経験を問うても答えることができないのではないかと思っています。
そして、施設介護と在宅介護の両方の経験を持つことも想定しているのです。
確かに重要なのですが、現場ということで考えれば、このハードルは大変難しいのではないかと思います。
問題も多くまだ未定なのが現状
認定介護福祉士は、現状ではいまだ未定です。
この資格を取得したからといって、待遇が変わるとは限らないことも大きなところでしょう。
普通だったら、給料は上がることでしょうが、元からもらっているものが変わらないのであれば、経営が厳しくなるだけですので、できるだけ雇い入れないことを考えるはずです。
絶対に置かなければいけないとするのであれば、それもまた問題で、介護に参入する企業は減ってしまいます。
なんだか難しいことになってしまっていますが、少しでもうまくいけばいいなとは思っているのです。
私には、まだ受験できそうもないですが、できれば取得はしたいと思っています。