大変な時もあります

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突然起きた暴力

介護士という仕事では、時に考えられないようなことも起きてしまいます。
先日も同僚介護士が、おじいさんに殴られてしまいました。

認知症ではあったものの、普段は温厚でにこやかな人だったのです。
ところが、何かがあったのかもしれませんが、突然暴力を振るい始めてしまいました。
今までに何か兆候があればつかめたのですが、そういったこともなかったために大きな驚きになってしまったのです。

こういったケースの場合、多くは家庭でもそうした行動に出てしまい、老人ホームに預けるしかなくなったということがあります。
そういったこともなく、今回の様に突然始まるということもあるのです。

行動には理由があるはず

暴力をふるうということの陰には、何か理由があります。
これは、認知症であっても同じことで、何か訳があるからこそ暴力に打って出るのです。

認知症というと、何が何でもわからないと思う人もいるでしょう。
ここに誤解があって、感情が過敏に反応してしまうことがあるのです。

普通の人ならば、そこに一段階あったりしますが、それが認識できずにストレートに動いてしまうことがあります。
それが暴力となって表れてしまうことが、問題になってしまうのです。
介護士側でも認識していかなければいけないのですが、あまりに突発的な行動となると、対応することができなくなってしまうこともあります。

今回のことも、すぐ近くにいましたが、原因はよくわかりませんでした。
ですが、何か不安が表面化してしまったのかもしれません。

こういった暴力が家庭で起きていたら

おじいさんは、その後暴力をふるったりすることはありません。
それまでの様に、何か多くのことを語ったりすることもなく、にこやかに時間を過ごしています。
もしかすると、暴力をふるってしまったこと自体を認識していないのかもしれないと感じているのです。

これは介護士の問題でもありますが、こういったことが恐怖になってしまうことも少なくありません。
だからといって、暴力をふるった人をどこかに隔離したりすれば、解決するとも限らないのです。

介護ということは、いるでも大きな問題を抱えています。
こうした暴力が、家庭の中で現れたとき、なかなか理解することができないことも出てくるでしょう。

本当に心の部分をわかってあげているのか、自問自答することもあります。
コツもあったりはするのですが、一緒に同じ気持ちになれるかどうか、そんなことを考える瞬間もあるのです。

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